Swiss Stop フラッシュEVO BXP ブレーキシューのレビュー
ロードバイクのブレーキもすっかりディスクブレーキになったね
そうなんやけど、ボクはまだトライアスロンのレース用と、ツーリング用のバイク両方ともリムブレーキのバイクやねん
買い替えへんの?
確かに静動力はディスクブレーキ一択やけど、それだけのために買い替えっていうのもなぁと思って
ロードバイク用のホイールについても、ディスクブレーキのモデルを率先して開発&発売されていて、リムブレーキが廃れていくような気がしないわけでもないのですが、リムブレーキは軽い上にメンテナンスが良いこともあり、ボクは特に問題ないと思っています。
あとは静動力だけの問題になるので、ブレーキシューの交換により、リムブレーキでもどれだけ静動力が変わるかということを検証してみたかったので、ブレーキシューで有名な「SwissStop」の製品をレビューしてみようと思いました。
Swiss Stopが、どんなメーカーかというと
靴用接着剤と化学製品のメーカーである親会社「Rex Articoli Tecnici」 のノウハウを活かし、自転車ブレーキシューのブランドとして誕生。制動力が高い評価を受け、現在では有名ホイールメーカーやVisionなどのコンポメーカーとパートナーシップを組み、同社のブレーキーシューが愛用されています。
フタバ商会より
親会社のOEMか分かりませんが、一部ケミカルスプレーなんかを販売していますが、基本的にはこの記事でご紹介するようなブレーキシューや、ディスクブレーキのブレーキパッドを製造しているメーカーです。
とても評価が高く、他の有名パーツメーカーとのセットで製品になっていることもよく見かけます。
静動力については、オリガミ付きで純正に戻れないという評判も耳にします。
Swiss Stopのブレーキシューラインナップ
この記事で、交換してレビューするのはアルミリムホイール(CampagnoloのZONDAです)なので、ラインナップはこれだけです。
グレードとしては、
- Flash PRO EVO
- Flash PRO
- RacePRO
このような順番になっているみたいですが、ボクが購入した「EVO」については、少しだけ薄く作られていてワイドなリムにも対応して、水捌けのために溝が多く切ってあって雨天でも静動力が期待できるというもののようです。
雨の時に乗らないというのでしたら「Flash PRO」で十分なんですが、今回はレビューなので高いの買ってみましたwww
そして、ラインナップ右側にあるグラフは、ブレーキレバーを握る力に対する静動力なんですが、他社のものと比べると圧倒的に短い距離で止まりますね。
ちなみにGHP2というのは、ボクが購入したBXPシリーズの先代モデルのことです。
カーボンホイールについては、以下の通り。
ボクは、リムブレーキには「アルミリムしか勝たん!」と思っている派(根拠はない)なので、ディスクブレーキのバイクを買うまでカーボンホイールは使うことはない(アルミとカーボンのハイブリッドであるカンパのバレットウルトラは使っています)かも知れませんが、万が一カーボンホイールを購入したらレビューしますね。
カーボンリムのブレーキシューについては、「ブラックプリンス」「イエローキング」の2シリーズに分かれており、イエローキングの方が低中速域では軽い力でストップできるようですよ!
Swiss Stop フラッシュEVO BXPを取り付け!
▲このネジを外して、ブレーキシューを交換するだけ!
フラッシュEVO BXPの取付に関しては、シマノ純正のブレーキシューの交換と時と同じ段取りです。
ボクのブレーキキャリパーはシマノのアルテグラなので、カートリッジ式と呼ばれるタイプを採用していて、ブレーキシューとブレーキシューを固定させるカートリッジから構成されています。
なので、交換するのはシューのゴム部分だけ。
- ブレーキのカートリッジ部分にあるネジを外す
- 古くなったブレーキシューを、スライドさせて引っこ抜く
- 新しいブレーキシュー(今回は「Swiss Stop フラッシュEVO BXP ブレーキシュー」)を挿入する
- 外した固定用のネジを締める
と、文字にすると簡単、というかSwiss Stop フラッシュEVO BXP ブレーキシューは、純正のものより柔らかいというかゴム感が強いというか、カートリッジにスルッと入らないので、かなり力を入れて押し込む必要があります。
とはいえ、自分でできないほどでもなかったですよ!
Swiss Stop フラッシュEVO BXPの実走レビュー
せっかく装着したので、60kmくらい、ブレーキの感じがどんなのか乗ってきました。
せっかくなので、下りのブレーキ感覚をレビューしたかったことから、その分のぼる必要があり1,000mくらい登るライドでした。
そもそもシマノのブレーキシューが全然止まらないか?といえばそうでもないので、劇的に変化して感動!!というわけではないです。
ただ、ブレーキシューがリムに当たった時の感覚が、硬質なものからすごく柔らかくなった気がします。
シャーペンの上側についている消しゴムと、普通に使う消しゴムとの差のような感じです。
かと言って、いきなりガツンとブレーキが効くわけではなく、ブレーキレバーを握ったら握った分だけ素直に効くような感じでした。
また、5kmほど下りが続く区間では、今まではだいたい手が疲れるのですが、その部分についてはかなり軽減された感じがしました。
Swiss Stop フラッシュEVO BXP気になった点
●お値段が気になる
2022年9月現在、Amazonで見ると3890円というお値段で、シマノの純正だとだいたい1,000円程度なので約4倍というお値段です。
地味な部品だし、交換したからと言って軽量化だったり速くなったりするものではないので、悩むところですね。
●耐久性はどうなの?
まだ交換したばかりなので、耐久性は分からないのですがSNSで見てみると、減りは早いようであまり耐久性は期待できなさそうですね。
【最後に】
以上「Swiss Stop フラッシュEVO BXP ブレーキシューのレビュー」についてご紹介してきました。
いかがでしたか?
明らかにブレーキのタッチが良くなったので、ボクは満足していますが、お値段が高いのと減りが早いようで、その点はマイナスかなと思っています。
ただ、速くなるカスタムではないですが、止まるときの安心感を考えるとバイクに乗るのが更に楽しくなると思うので、数ヶ月〜年に一度、3000円ほど高くなる出費はアリなのかなぁと思っています。
また、もう少し乗っての感想や気になった点は追記していきますね!
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