簡単!【疲れない歩き方】着地を意識するだけで楽になる
うえせいって、よく歩き方がどうとかこうとか言ってるよね?
うん、自分が腰痛持ちでランニングフォームとか、すごく気にしてる関係で歩き方も気をつけてるねん〜。だから気になるのかも。
ボクうえせい、40代前半で腰のヘルニアを患って、一度はすべての運動をやめようとしていました。
そういえば、その頃は新たな趣味を持とうと、ウクレレを習ってたなあ
股関節の位置を意識するだけで大きく変わる
脚はどこから生えてるか?ということをイメージしてみてください。
下手なイラストしか描けなくてゴメンやで!
左のように胴体の下から出てるようにイメージしていませんか?
確かに、鏡を見れはそのように見えますが、人体の骨格の模型を見てみると、▼こんな感じ。
股関節は、骨盤の下からではなく、横から出ていることがわかりますよね。
そのうえ背骨の下にある骨盤も可動するので、頭の中でイメージをするとすれば、右のような形で動いているとした方が自然なんだと思います。
股関節の位置を意識すると疲れなくなる理由
骨格の模型とか、うえせいの下手くそなイラストを見て、身体のイメージはできたけど、それで疲れない歩き方とどう関係あるん?
「疲れない歩き方」なんてGoogleやYouTubeで検索をするとたくさん出てきて、非常に参考になるのですが、前提として脚がどうやって可動しているか?ということのイメージがずれていると、身体が動いてくれないのです。
では、それを意識したら疲れなくなるのは次のような理由からです。
無理な力をかけなくて済む
脚が胴体の真下から生えているようなイメージで歩いていると、歩く時にどういう動作になるかというと、
- 足首で蹴り出す動作をする
- 太ももを持ち上げる
このようになると思います。
歩くと脚が太くなるからイヤなのー
という女性がいますが、多くはこのような歩き方になっていると思います。高いヒールを履いている方に多く見られるのですが、常に膝が曲がっていて、ずっと太腿のトレーニングをしているかのようです。
そりゃ疲れるわなぁ
反対に股関節が骨盤の横についてると認識しながら、骨盤を動かして歩こうとすると、
- 腰をひねる
- その反動でお尻の筋肉で脚を前に出す
という歩き方になります。
胴体を中心に動かすことになり、使っている筋肉の多くが体幹にある大きな筋肉になり、疲れにくいですし無理に力をかける必要がないので、脚が太くなることはあまり考えられませんよね。
箱根駅伝に出てくる選手なんか、みんな脚が細いもんねー
股関節は肩関節と同じ動きをすると思えばいい
肩もぐるぐると回すことができますが、股関節もよほど硬くない限りぐるぐる回すことができると思います。
脚を回すということではないで!
股関節も腰の辺りを支点にして回すことができるので、イメージ的にはおへそとか丹田とか、体の中心部分から動かすようなイメージをするといいはずです。
バランスを取るためには、骨盤が動くはず
ちなみに、先ほどから骨盤、骨盤と言っていますが、本来歩くときには骨盤が自由に動かないとバランスは取れないはずなのです。
脚が前に出るということは、つまり片足で立っている瞬間があるということになるので、軸足側に骨盤が動かないとバランスが取れないですからね!
しかしながら、最近よく見かける「ながらスマホ歩き」。
これ、若い人でもクセになっちゃってる人が多いんですよね。
スマホを見るイコールしたを向き、背中が丸くなり、骨盤が後傾した状態になります。
そうなると、前モモだけを使ったトボトボとした歩き方になるだけでなく、骨盤の動きも悪いので、身体のバランスは頭を振ることでとるようになります。
このイラストで言うと、一番右の「仙骨座り」になっている人を見かけませんか?
これ、完全に骨盤が後傾している状態がクセになっている証拠なので、前述のように前モモだけをつかったトボトボ歩きになっているはず。
トボトボ歩きはそもそもお年寄りによく見られる歩き方なので、若い時はいいですが、身体の背面の筋力が早々に低下しちゃうので、中年になるころには歩行に支障がでる可能性が高いです。
ご自身だけでなく、周りにそんな座り方の人がいたら注意してあげましょうね!
骨盤の動かし方は、階段と同じなので、▼下の動画を参考にしてな!
簡単に疲れない歩き方を身につける方法を伝授!
「疲れない歩き方=体幹の筋肉を使って歩く方法」ということになるのですが、いきなり体幹を使うと言われても結構難しいものですよね。
そこで、簡単に体幹を使う方法があるので、ご紹介しておきます。
本来は、体幹を使うのですから、身体の中心部を意識して、末端である脚から下はリラックスした状態で歩くのがいいのですが、いきなりは難しいので、動きを真似るために逆転の発想で身体を動かします。
つまり、着地する足に着目します。
スマホを見ながら俯き加減にトボトボと歩くときって、スマホが揺れると見ることができないので、体幹部分は動かさず、脚だけを前に出すような形になる結果、肩幅くらいの幅を保った足跡になるかと思います。
それでは、まったく体幹は使えてないので、逆に足を身体の中心に寄せて前に出すようにします。
つまり、足跡はまっすぐ1本ラインになるようなイメージにして歩くのです。
実際に1本ライン上に歩くと、街中ではクネクネと変な動きになるので、あくまで寄せるだけでいいですよ!
いわゆる「デューク更家」さんの歩き方ですね!!
そして、着地の際はかかともしくは足の外側から着地をします。
▼下の図にある「小指球」を意識するということですね。
足のアーチというと、土踏まずをイメージする方は多いのですが、母指球-小指球間のアーチもあり、ここが潰れることによっても衝撃を吸収するようになっています。
つまり、1本ラインで歩くイメージだと必然的に小指球側で着地して衝撃も和らげられるし、着地時点で足よりお尻が外側に位置するので、お尻の筋肉が歩くために動員されるという仕組みですね!
おためしあれ!
着地する時に、足が外を向くと母指球側で着地をしてしまうので注意しましょうね!
歩く時に頭が左右に動いてるなら要注意
歩く時は、頭の位置は一定で、背骨が縦になっている状態をキープしているはずなのですが、脚だけであるいていると、脚を上げる時に軸足となる方に、重心が移動します。
その関係で左右に動くので、頭の位置は左右にフラフラと動いているように見えます。
この動き注意して見たことがないかも知れませんが、結構お年寄りはこのようになっていることが多いです。
加齢で、関節が硬くなってしまった結果、このような動きになるのですが、まだまだ若い方がこうなってしまっているのは大問題。
将来的にどうなってしまうんでしょうね。
【最後に】だれも歩くことを教えてくれなかったもんね!
以上、ここまで「【疲れない歩き方】腰痛持ちトライアスリートが気づいたこと」についてご紹介してきました。
いかがでしたか?
ボクもそうですが、歩く方法なんて、生まれてからずっと勝手に歩いてきたので誰にも教えてもらったことがないという方がほとんどです。
しかしながら、同じ歩いていても、すぐ疲れる人や歩き続けられる人がいるというのは、単なる才能とかではなく、歩き方そのものに違いがあるのだと思います。
「歩く」というのは、そのまま「走る」動作につながります。
無理のない歩き方を、早く見つけていただくことを願い、当記事はここまでといたします。
最後まで読んでいただきありがとうございます。