【東京アクアティクスセンター】五輪で見たい施設の3つの工夫
東京オリンピックで競泳や飛び込みの競技で使われる予定の「アクアティクスセンター」のメディア向けの完成披露式典が行われましたね。
あの池江璃花子選手が泳いだやつ?
そうそうテレビでも取り上げられてたから知ってる人も多いやろね!
その「アクアティクスセンター」ですが、世界最高水準といわれていて、地下1階、地上4階建、観客席は約1万5000席(大会後は5000席)もあります。
選手目線での工夫、そして東京オリンピック終了後にも一般で利用することに対しての工夫が詰まっていますので、そのあたりをご紹介させていただきます。
「アクアティクスセンター」施設の○の工夫
知ってたら、ちょっと自慢できる豆知識やでぇ
工夫1:メインプールの水面の高さがプールサイドとほぼ同じ位置
水面とプールサイドの床との高さが大きく違うプールがあるのですが、泳いでいる時はあまり関係ないとしても、プールに上がるときに「よっこらしょ」って勢いがいるんですよね。
これって、実はなかなかのストレスだし、無駄に体力を使います。
そのあたりと考慮して作られています。
工夫2:照明がプールの上にない
これは正直すごく嬉しいと思います。
なぜなら、バック(背泳)をする時にはずっと上を向くことになるのですが、大きな会場のプールって照明が大きくて眩しいのです。
それだけですごいストレスだし、天井に吊るされている目測の旗が見えにくくなることもあるので、その辺りを考慮してのことだそうです。
ちなみに、あの旗の正式名称は「背泳用標識」って言うねん
工夫3:飛び込み用プールに泡が出る
ボクは飛び込み競技はやったことがないですが、10mの高飛び込みとなになると、かなり高いことろから水面を見ることになり、底まで見えていると水面までの距離感が掴みにくいらしいのです。
それで、距離感を掴みやすくする工夫として、プールの底から空気を出す装置を仕組んでいるとのことです。
工夫4:プールの床と壁が可動式で距離と深さを調節できる
※動画出典:株式会社ブレインホームページ
オリンピック期間中に使用することはなさそうですが、東京オリンピック終了後、様々な形でのプールの利用が考えられます。可動床にしておくことで利用できる年齢層も広がります。
また、アクアティクスセンターのプールはメイン、サブ共に50m x 25mという大きさです。
可動壁を設置することで、25mの短水路のプールを2つ作ることが可能になります。片方で大会をやっていても、片方で練習ができるといった具合です。
こうしておくだけでかなり便利に利用することができますね。
工夫5:水温維持に地中熱を活用
オリンピック終了後も、維持管理をしないといけないわけですが、その費用は税金が投入されます。
そのため維持管理を少しでも抑える工夫として、水温維持に地中熱を活用するという技術が使われています。
まだオリンピックまで期間があるから、それまで一般で使えたりしないの?
東京アクアティクスセンター施設体験会が開催される
東京アクアティクスセンターを一足早く利用できる体験会が、日時限定で募集されていました(当記事執筆時点では申込終了)。
その後に施設利用については、可能とされている日がないことから、オリンピック終了まではできないのかまだ未定なのかだと思います。
気になる方は▼のページをチェックしてみてください。
東京アクアティクスセンターのWiki的紹介
東京オリンピックの競泳競技と飛込競技、アーティスティックスイミング及び東京パラリンピックの競泳競技の会場として使用される施設です。
住所 | 東京都江東区辰巳二丁目2-1 |
---|---|
収容人数 | 15,000人 |
起工 | 2017年4月 |
竣工 | 2020年2月 |
メインプール | 50m×25m・10レーン・水深〜3.0m・稼働壁・稼働床 |
サブプール | 50m×25m・10レーン・水深〜3.0m・稼働壁・稼働床 |
ダイビングプール(飛び込み競技) | 25m×25m・飛び込み台(1m、3m、5m、7.5m、10m各1) |
【地図】
【最後に】「東京アクアティクスセンター」実際に泳いでみたい!
トライアスロンをしていたら、必ずプールでのスイム練習というのが必須になってきますが、その際なかなか長水路(50mプール)での練習ができる施設は少ないですし、長水路で泳いだことがないという方も多いでしょう。
しかし短水路(25mプール)よりも、長水路の方がターンの回数も少なく、よりトライアスロンの練習には向いていると思います。
その練習を実際にオリンピックで使用するプールでできるというのは、かなりテンションが上がりますよね。
もし、機会があるならばやってみてくださいね!
では、また。
最後まで読んでいただきありがとうございます。