実写映画「弱虫ペダル」坂道のライバル真波や御堂筋のキャストは?
実写映画『弱虫ペダル』を公開2日目に観てきましたので、原作は読んでいるであろうという前提で、ネタバレしない程度なストーリーと、ボクうえせいの感想をご紹介しています。
また、弱虫ペダルといえば、主人公の小野田坂道のライバルとして箱根学園の真波山岳や、京都伏見高校の御堂筋翔の存在がありますが、彼らについては映画のキャストの紹介でも全く出てきませんが、どうなっているのでしょうか。
そのあたりも含めてお話させてもらいますね。
そもそも「弱虫ペダル」ってどんな作品のなの?
運動が苦手なアニメが大好きな小野田坂道が高校に入学し、たまたま出会った人たちがきっかけで総北高校自転車競技部に入部。
もともとアニメグッズを買うために、交通費を浮かす目的で自転車で地元の千葉県から秋葉原に毎週欠かさずママチャリで通っていたことで偶然基礎ができていた主人公の小野田坂道が自転車選手としての思わぬ才能を開花させていくというお話です。
【実は自転車漫画では、王道の設定】
ロードバイクというのは、実のところ運動神経はあまり関係なく、自転車向きの筋肉と、ペダリングのスキル、そして最後はメンタルです。
このため、運動神経ダメダメの主人公が、自転車競技で成長していくというストーリーは結構多いです。
▼「弱虫ペダル」以外で運動神経がよくなくて成長していく代表的な漫画は「オーバードライブ」です。
実写映画「弱虫ペダル」坂道のライバル真波や御堂筋のキャストは?
原作を読んでいない方にとっては、そもそも「ネタバレ」でしかないのですが、主人公の小野田坂道には他校にライバルが出てきます。
箱根学園の真波山岳と、京都伏見の御堂筋翔です。
京都伏見の御堂筋翔は中学時代から、チームメイトである今泉俊介と因縁の関係であったため、純粋なライバルといえば同じクライマーで同じ学年の真波山岳ということになりますね。
では、映画では真波山岳や、御堂筋のキャストはどうなったのでしょう?
実写映画「弱虫ペダル」では真波山岳や御堂筋翔は登場しない
このツイートの写真は舞台「弱虫ペダル」の御堂筋役
- 箱根学園
- 京都伏見高校
- 広島呉南工業高校
これはとても残念なお知らせでしかないのですが、千葉県大会までのストーリーで、映画を完結させているので、神奈川県代表や京都代表のライバルたちが登場することはないのです。
その反面、全国大会予選の千葉県大会をクライマックスに持ってきており、全国大会でのエピソードをその県大会に持ってきているという感じです。
なぜ実写映画「弱虫ペダル」ではライバル校は登場しないのか
ライバル校が登場しない理由を、うえせいなりに考えてみました。
3日間のステージレースである全国大会は長すぎる
アニメでいうと、練習がスタートするのが第1期10話から。
インターハイが開幕するのは第1期22話から。
そして、そこから第1期22話~38話、そして第2期で3日間のインターハイとなります。
自転車漫画のクライマックスであるレースを最後にもってこようとしても、全国大会は3日間あってこれを約2時間の映画でまとめるのは難しかったのでしょう。
なんせ、小野田坂道が自転車競技部に入部するまでのストーリーや、1年生レース。
そしてつながりの深い同学年の「今泉俊介」「鳴子章吉」との出会いや繋がりは、ストーリーとして欠かせないので、レースシーンは短くなってしまいます。
第一レースシーンばかりでは映画としても面白くないですよね。
このため、千葉県大会をラストにしたのではないでしょうか?
登場人物が多くなると話が複雑になる
前述の通り、他校のライバルたちは登場しませんし、合宿でデッドヒートを繰り広げ、感動をうんだ2年生コンビは存在自体がバッサリカットされています。
また、3年生においてもストーリー上、登場しているだけで、特に目立った活躍シーンもありません。
これは、おそらく登場人物を絞ることで、小野田坂道や同学年の「今泉俊介」「鳴子章吉」を目立たせるようにしているのではないかと思います。
実際、映画を見た感想としては、すぐに映画に引き込まれていき、ごちゃごちゃ考えることなく、ラストのレースで感動させてくれるという感じです。
ややこしいことを考えず単純明快なスポーツものの王道ストーリーだと思ってみられるようにしているのだと思いましたよ。
主だった登場人物をご紹介していきます。
小野田坂道(おのだ・さかみち)役/永瀬廉(King & Prince)
小野田坂道の役ではない、永瀬廉(King & Prince)くん、かなりのイケメンですよね。
映画を観るはでは「どうなん?」って思ってましたが、実際に観てまったく違和感なく「小野田坂道」でした。
とくにセリフで声が裏返るあたりなんかは「そうそうそんなイメージ」と思えるはず。
また、自転車は、日本国民ほとんどの人が乗れると思いますが、ロードバイクを速く走らせるには違うスキルが必要です。
その上、主人公の小野田坂道が得意とするのは「ハイケイデンス」。
つまりペダルを高速で回転させる演技が必要になるのですが、これが意外と難しい。
やってみるとわかるのですが、ケイデンスが120rpm(1分間に120回転するということ)とか、それ以上にしようと思うと、ちゃんとしたペダリングスキルがないと難しいのです。
スタントやCGを使っていないということでしたので、おそらく撮影のためにかなり練習をしたんだと思います。
今泉俊輔(いまいずみ・しゅんすけ)役/伊藤健太郎
今泉俊輔のイメージについては、口下手なところ以外は、そもそもカッコいい感じの設定なので、キャラ的には1番すんなり観ることができました。
伊藤健太郎くん、3本ローラーにちゃんと乗れてたし、なにより脚がかなりガッチリしてて、撮影のためにかなり自転車の練習してたんだろうということがパッと見でもわかり、好印象です。
鳴子章吉(なるこ・しょうきち)役/坂東龍汰
鳴子章吉の赤い髪はいったいどうするんだろーと思っていたら、普通にスルーしてきました。
そこは、実写だし変に赤い髪の高校生が部員としてレースに出てたら変ですよね。逆にスルーすることで違和感なく観ることができましたし、なにより大阪弁が自然で、関西人も安心して観ることができるでしょう。
ボクうえせいも大阪人ですから!
寒咲幹(かんざき・みき)役/橋本環奈
とにかく、めちゃ可愛いの一言ですね。
ボクも学生時代、部活にこんなマネージャーがいたら、めちゃ頑張れたと思います。
3年生の金城、巻島、田所
千葉総北高校の3年生で、それぞれがオールラウンダー、クライマー、スプリンターです。
原作では、千葉では敵なしの3人なのですが、その辺りはまったく描かれていませんし、あまり目立ったシーンはありませんでした。
King & Prince(キンプリ)永瀬廉くんのペダリングへの努力が最高
【最後に】実写映画「弱虫ペダル」劇場で観てください
漫画やアニメの実写版って、結構微妙な出来になったりすることも多いですよね。
とくに、スポーツものって俳優さんの写りを優先してか、競技中のシーンなのに必死感が伝わらないのが残念なことが多いのですが、主演の永瀬廉君をはじめ、かなり自転車に乗り込んでいるようで、好印象でした。
漫画やアニメを知っている方が見に行くというケースが多いとは思いますが、原作とは別のストーリーだと思って先入観なく見てもらうと、より楽しめると思いますよ!
ぜひ映画館で見てくださいね!
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