コロナ禍! GARMIN(ガーミン)に体温測定機能が欲しい理由
米国の事例ですが、有名な大学や、第一線の研究者のあいだで、ガーミンのようなウェアラブルデバイスがコロナウイルス感染症の初期症状の発見ができないかという調査が進んでいるとのことです。
その理由は、簡単でガーミンのGPS腕時計の多くは光学式心拍計を内蔵していて常時計測ができ、その心拍数が平常時より高いことは、風邪、インフルエンザ、またはコロナウイルス感染症共通の初期症状だから、ということです。
心拍数に関しては、体調管理にとても役立つので、ボクうえせいもいつもチェックをしていますが、体調管理という意味ではもっともオーソドックスな「体温」が測れると良いと思っています。
ただ、ガーミンだけでなくApple Watchでも同様で、測ることはできないのですが、その理由と、どのような形で体温測定ができればスマートなのかを考えてみました。
コロナ禍! GARMIN(ガーミン)に体温測定機能が欲しい
ガーミンGPS腕時計で体温の測定ができない理由
手首では体温を正確に測れない
体温計を使用するときは、どこで測るかを考えてみれば理由はおのずとでてきます。
体温計をタイプ別にみてみると、わき、口の中、そしてちょっと珍しいけど、耳で計測するタイプです。
最近では、コロナ禍で、おでこの部分で測る非接触体温計もありますね。
ここまでみてみると、手首で脈を測ることはあっても、体温を測ることはないことからも、腕時計タイプのデバイスで体温を正確に測るというのは難しい、ということがガーミンGPS腕時計で体温が計測できない理由だろうと考えられます。
ガーミンで体温の測定ができるようにするスマートな方法
心拍ベルトに体温計測用センサーを追加する
いま販売されている心拍ベルト(ハートレートセンサー)では無理ですが、心拍ベルトは心臓部分で計測するため、体幹に近い部分に装着します。
ちょうど脇にあたる部分に体温を測定するためのセンサーを内蔵するようにしておけば、心拍と同時に体温も計測することができるようになるはずです。
この方法の欠点としては、心拍ベルトは運動時にしか装着しないので、平常時の体温計測には使えないということですね
GARMIN(ガーミン)イヤホンを開発
体温を測れるイヤホンは数年前からクラウドファウンディングなどで見かけるようになっていますし、耳式体温計は赤ちゃん用を代表としていくつか販売されています。
まったく新しい技術というものでもないので現実的だと思いますし、ガーミンはミドルスペック以上のGPS腕時計については音楽を時計本体に保存し単体で再生する機能が装備されています。
実際に聴くには、Bluetooth接続したヘッドフォン(イヤホン)になるのですが、そのイヤホン自体をガーミンが開発し体温を計測できるようにしてみてはどうかと思います。
音楽は運動時だけでなく普段から聴くために、イヤホンを装着するのは当たり前な行動ですし、そのイヤホンに他のセンサーも内蔵すれば、ランニングダイナミクスと呼ばれるランニングに関する詳細なデータも計測できるでしょう。
発売されれば即購入するくらい欲しいデバイスになります
【最後に】心拍数と体温のログが取れれば、自分の体調が目に見える
心拍数だけでなく、体温についても頻繁に計測して自動的に記録してくれていれば、無自覚なくらい軽い風邪症状などでも、グラフや表で目でみて判断ができるようになります。
そうなれば、万が一新型コロナウィルスに感染をしていても、初期のうちに気付く可能性も出てきます。
また、今後オンライン診療などがもっと普及してくれば、自動で計測したデータを送信して診察に役立ててもらうなんてことも、できるようななってくるでしょう。
体温測定機能、ぜひ実現して欲しいですね。