屋内運動時のマスクにはリスクはないのか?屋外非推奨につき調べてみた

屋内の運動で、マスクは大丈夫?

7月 11, 2020レース・イベント・トレーニング

    この記事に書いてあること

日本臨床スポーツ医学会と日本臨床運動療法学会が2020年7月6日に共同声明文を発表し、屋外での運動時のマスク着用はさまざまなリスクから推奨しないとなりましたが、屋内でのトレーニングも同じではないかと思い調べてみたのと、ボクがやっている対策をご紹介しています。

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友だちちゃん

スポーツクラブに行ってもマスク着用してないとトレーニングさせてくれないけど、筋トレしててもランニングマシンをしてても、めちゃ苦しいんですよね

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うえせい

そうそう、だからボクはスポーツクラブに行っても、マスクしなくてもいいプールへ行く率が高いのですよ。

なんていう会話は、コロナ以前より、めっきり人数の減ったスポーツクラブのそこかしこで、聞こえてくる会話です。

WHOや、日本臨床スポーツ医学会と日本臨床運動療法学会の共同声明で、「(屋外運動時の)マスク着用は推奨しません」とされましたが、屋内での運動については「マスク着用」が定着しています。

空調が効いているから熱中症にはならないだろうし大丈夫!と考えられますが、実際に本当にそうなのか、またリスクがあるなら、その対策はどうした方がいいのか?など、実際に私うえせいがやっていることなどを交えてご紹介させていただきます。

屋内運動時のマスクにはリスクはないのか?屋外非推奨につき調べてみた

筋トレうえせい

運動時(特に屋外)は推奨しないと発表

WHO「運動時はデメリットが大きいとして控えるように」

WHOでは、運動時はマスク着用を控えるべきだと提言しています。

その理由は、汗による湿りが呼吸を阻害する上、微生物による汚染を悪化させることにつながるというです。

日本臨床スポーツ医学会と日本臨床運動療法学会「屋外運動時のマスクは推奨しない」

日本臨床スポーツ医学会と日本臨床運動療法学会が共同声明文を発表し、その中で、「ランニングのように換気量が増大し、前面からの気流を直接受ける状況では、マスクが安静時と同様の機能を果たすかどうか十分な検討はなされていません」とし、「マスク等の装着は呼吸を制限することから、健康上望ましいとされるやや息が上がる強度の運動の実施も困難とします」と指摘しています。

実際にプール以外のトレーニング時にマスクを着用しての感想

うえせいバフ

ボクうえせいも、プール以外の運動はマスクを着用して行っていることが多いです。実際にやっていて思うことはただ一つ。

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うえせい

ただただ、息苦しいです。

とくに大丈夫なのかな?と思うのが、運動をしているともちろん、呼吸も激しくなってくる上に汗をかくので、マスクがどんどん湿ってきます。

そうすると息を吸うたびに頬や口に張り付くようになってきて、どんどん息が吸いにくくなってきます。

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うえせい

もう、あかん〜

となってくるので、中断して息を整えたりしていますが、どう考えてもちゃんと肺の換気ができていないような気がします。

他の人たちはどうなんだろう?

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うえせい

やはり、みなさん、苦しいようですね!

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うえせい

有酸素運動系のマシンではマスクを外すことを推奨する施設も出てきているようですね

屋外でマスクをしての運動は推奨しない。では屋内は?

ランニングする男性の後ろ姿

ランニングをしていない、日常生活での呼吸による飛沫は、あっというまに乾燥するそうです。

たとえ、咳をしたとしても2メートル前後に落ちるか乾燥してしまいます。

屋外でランニングをしていたらなおのことで、走っているのだから前から風を浴びています。
このため、前に飛沫が飛ぶことは少ないですし、後ろに流れた飛沫も屋外なので換気もよくあっというまに乾燥します。

このため、屋外では呼吸がしにくくなることや、熱中症のリスクの方が大きいことから推奨はしないとの声明が出てきている背景のようですね。

ただ、屋内となると換気の面で違いが出ますので、「推奨しない」とならないようです。

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うえせい

個人的には、いろんなところで言われている「ソーシャルディスタンス」というものを取って運動しているのであれば、屋外と同じようにマスクはしないようにした方がいいように思います。

具体的にマスクをして運動すると、どのようなリスクがあるのか?

ナルーマスク装着例

運動すると、酸素が多く必要な状態になり呼吸が激しくなるのは誰しも体感したことがあると思いますが、酸素を取り込むには同時に、息を吐いて二酸化炭素を出さないといけないのですが、マスクをしていると内側に吐いた息が溜まって、もう一度二酸化炭素を吸うことにつながります。

そうすると、ボーッとしたり呼吸が速く浅くなり、さらに換気がうまくできなくなってくるんです。

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うえせい

ボクは、頭痛がしたりすることもありました。

さらに、それを続けると、めまいや頭痛など高山病に似た症状が現れるとのことです。

▼参考WEBサイト

では、屋内運動時はマスクをしない方がいい?

ここまでの情報を総合すると、屋外も屋内も運動時のマスクは呼吸を妨げることのリスクがあり、あまりよくないことは共通ですので、運動だけのことを考えるとしない方がいいことになります。

ただし、コロナ禍では感染予防のためということもありますが、実際問題ソーシャルディスタンスを取っていたとしても、これだけ「マスクをしないといけない」という認識で固まってしまった以上、個人の判断で外せなくなってしまっています。

屋内では運動時でもマスクは外せないから、対策が必要

スポーツマスク

マスクは、通常の不織布や布マスクではなく、スポーツマスクを用意する

スポーツマスクは、呼吸がしやすいような生地でできているうえ、速乾性が高くて、顔にベタっと張り付かないようにできています。

このため通常のマスクに比べて呼吸もしやすく、息苦しくなりにくいです。

水分補給を意識的にこまめに行う

マスクをつけていることで、マスク内に湿気がこもり喉の渇きに気づきにくくなるようで、これも熱中症のリスクを高める要因だそうです。

これをさけるには、喉のかわきとは関係なく、一定間隔で水分をとるようにするといいですよ。

軽めの運動に留めておく

激しい運動をするから、さまざまリスクが出てくるわけで、呼吸を妨げるマスクをしないといけないのなら、その運動自体を軽めにしておけばいいのではないでしょうか?

【結論】ホントはマスクはしない方がいいけど、対策をした上でマスクを着用するしかない

結局うえせいはこう思う

いろいろ調べてみましたが、マスクを着用するリスクに関しては、屋内でも屋外でも同じで、空調が効いているため熱中症のリスクが少し下がるくらいではないでしょうか。

しかし、換気の問題からかスポーツクラブなどでは「マスク着用」でないと、施設を利用させてもらえない場合が多いので、個人個人で対策をして、マスクを着用で運動をするしかなさそうですね。

まもなく、ワクチンや治療薬も完成するときがくるでしょうし、そうすればインフルエンザよりも重症化するリスクの低いコロナは、ただの「はやり風邪」の一つになるでしょうから、その時までの我慢ですね。

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うえせい

もう少しですから、一緒に乗り切りましょう!

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