KUKiiRE 『スマート空気入れ』レビュー!自転車の面倒が楽
うえせいって、トライアスロンの大会とか、ライドイベントで地方に行く時ってポンプどうしてるん?
クルマで行く時は、フロアポンプ持っていってるで!だけど、輪行の時は携帯用のものを使ってるで。
携帯用のポンプやと、なかなか空気入れへんから、大変やねんな。それで、たまたま見つけたKUKiiRE 『スマート空気入れ』っていうのが良さげやと思ってん。
ただ、ロードバイクは普通の自転車と違って、かなり空気圧を高くしないといけないので大丈夫なん?って思いますよね。
メーカーさんのホームページには次のように記載されています。
スマート空気入れ 1台で、自転車、バイク、車、ボール、浮き輪、車椅子、ママチャリ、電動アシスト自転車、クロスバイク、ロードバイク、マウンテンバイクなどに空気を入れることができます。
KUKiiRE 『スマート空気入れ』商品より
このため、ロードバイクにも問題なく使えるはずですが、それ以外にも使い心地や気になる点はないのかなどいろいろあると思うので、トライアスロン好きIT社長のボクうえせいが、詳しく解説していきます。
今回は、お借りしてはいますが、商品提供をいただいたわけではないので、使って感じたことをそのままご紹介しますね!
KUKiiRE 『スマート空気入れ』の5つの特徴
ひとまず、KUKiiRE 『スマート空気入れ』がどんな商品なのかということを、メーカーさんのホームページから抜粋してご説明していきます。
『スマート空気入れ』の特長①:なんといっても自動なのは楽!
KUKiiRE 『スマート空気入れ』の操作はタッチパネルになっています。
空気圧の設定をして、ボタンを押せば40秒で設定した空気圧まで自動で入れてくれます。もうメーターを見ながらシャコシャコとレバーを押し込まなくてもよくなって、めっちゃ楽ちんです。
もちろん、空気圧が最高圧150PSI(約10Bar)まで対応しているので、ロードバイクにも空気を入れることができます。
『スマート空気入れ』の特長②:仏式、米式、英式すべてに対応!
KUKiiRE 『スマート空気入れ』は仏式、英式、米式すべてのバルブに対応しています。
我が家には、ロードバイクだけじゃなくて、ママチャリもあるし、イタリアメーカーの電動アシスト折りたたみ自転車もあります。
それぞれ、ロードバイクはもちろん仏式だし、ママチャリは英式バルブだし、電動アシスト折りたたみ自転車は米式というそれぞれバラバラです。
KUKiiRE 『スマート空気入れ』なら、アタッチメントの交換でどれにも空気が入れられるので、とても助かります。
『スマート空気入れ』の特長③:自転車だけでなくオートバイや自動車にも使える!
KUKiiRE 『スマート空気入れ』が仏式、英式、米式すべてのバルブに対応しているってことは、自転車以外にも空気が入れられるってことになります。
試しに、我が家のレクサスCTに空気を入れてみたのですが、もちろん普通に入れられました。
クルマで遠出するときに、空気圧のチェックする意味で使うのもアリですよね。
空気圧ゲージだけでも、1,000円〜3,000円くらいするからお得やで!
『スマート空気入れ』の特長④:サイズがとてもコンパクト
KUKiiRE 『スマート空気入れ』は、すごいコンパクトサイズ。
大きさはタテ15.5㎝×ヨコ6㎝×奥行3.9㎝で、重さが430g。
我が家は、古いマンションをリノベーションして住んでいるんですが、玄関が狭くて、そこにフロアポンプを置いていると、出入りの時に邪魔だったりするんですよね。
KUKiiRE 『スマート空気入れ』なら、下駄箱に放り込んでおけばいいですからね!
『スマート空気入れ』の特長⑤:持ち運びに困らない
ロードバイクに乗る人なら、この恩恵がとても大きい。
いつも自宅から出て自宅に戻るだけだったら、KUKiiRE 『スマート空気入れ』を持ち出さないかもしれませんが、ロードバイクに乗り始めて、しばらくるすると輪行したりすることも出てきます。
そんなときに、このKUKiiRE 『スマート空気入れ』をカバンに忍ばせていると、とても便利。
携帯用のポンプで入れるのは大変だし、CO2のカートリッジはなんだか勢いよく入りすぎてちょっと怖かったりするんですよね。
あ、それな!わかる。KUKiiRE 『スマート空気入れ』なら設定した空気圧で自動で止まるから、安心やで!
KUKiiRE 『スマート空気入れ』の実機をみてみよう!
外観、充電ポート、内容物に分けてみてください。
まずはKUKiiRE 『スマート空気入れ』の外観をチェック
とにかく見た目は、なにもボタン類がなくて、すっきりスタイリッシュというのが第一印象です。
大きさは、前述の通りで、縦15.5㎝×横6㎝×奥行3.9㎝なので、手の小さな女性でも普通に片手にすっぽりと収まるくらいの大きさです。
電源が入っていないと、「KUKiiRE」のロゴだけしか表示されていないので、いったいなんのかは分からないですよね。
しかも、スイッチ類もないねん!
ただ、コンパクトな見た目でプラスチックなので、すごく軽いように見えますが、わりと塊感あって想像よりも重く感じます。
といっても、500mlのペットボトル1本より軽いので、重たいわけではない
それと、外箱にも記載されていますが「レッド・ドットデザイン賞」を受賞されているようです。
レッド・ドット・デザイン賞は、ドイツ、エッセンのノルトライン=ヴェストファーレンデザインセンターが主催する国際的なプロダクトデザイン賞である。プロダクトデザイン、デザインエージェンシー、デザインコンセプトのジャンルにおいて賞が存在する。1955年に創設されたこの賞はデザイナーと製造業者に応募資格があり、受賞者は年に1回開催されるセレモニーで賞を授与される。受賞プロダクトはエッセンの歴史的なツォルフェアアイン炭鉱業遺産群の構内にある「レッド・ドット・デザイン・ミュージアム」に展示される。
Wikipediaより
確かに、外観はボタンひとつなく、すっきりしていてかっこいいですよね!
充電ポートはUSB-Cが採用されている
現在、一般的なUSB-Cが使われているので、レースなどで地方に持って行っても、特別なケーブルを持っていく必要がなく安心です。
万が一充電ケーブルを忘れても、コンビニなどで手に入るものですからね。
LEDライトを装備
これは、地味に嬉しい機能です。
あまり夜間に空気入れを使うということは、少ないかも知れませんが、いろいろと使っていると活躍する場面が多いと思います。
ボクの場合は、玄関がセンサーライトになっているので、1分くらいすると消えてしまうことから、ライトをつけて使用しています。
また、輪行の時やトライアスロンのレースなどは、朝が早いので、まだ薄暗いことを考えるとアリな装備です。
外箱と内容物を見てみる
今回はお借りしたものなので、「初開封」というわけではないですが、外箱からみてください。
そして、内容物は全部で▼このようになっています。
説明書の類もありますが、最近のデジタルガジェットと同じでほとんど入ってないに等しく、インターネット上の説明書PDFや、動画でみて覚えるという感じです。
といっても、KUKiiRE 『スマート空気入れ』については、たくさん機能があるわけじゃないので、一度見て実機を触ってみれば、使い方は簡単に理解ができますよ!
あと、仏式、英式、ボール用、浮き輪など用のアタッチメントが同梱されていました。
ちなみに、本体に付属しているホース自体は、自動車やオートバイ、自転車ならマウンテンバイクなどの太めのタイヤのバルブで一般的な「米式」になっているので、米式のアタッチメントはもちろん入っていません。
KUKiiRE 『スマート空気入れ』を使ってみる
実際に使うのは超簡単でした。
一応説明書はついているのですが、全く目を通すことなく使っても大丈夫かどうかを検証しようと思って、説明書も説明動画も見る事なく使いました。
まったくボタン類がないので、ひとまず本体に刺さっているホースを取り出すと電源が入り、また収納すると電源が切れる仕組みであることがすぐに分かりました。その後も、ピコピコとタッチパネルを操作してると普通に空気を入れることくらいは簡単に理解することができます。
▼本体に収納されているホース
電源をオンにしたあとは、入れるタイヤのバルブにあったアタッチメントを取り付けます。
ぼくの場合、ほとんどは手持ちのロードバイクか、トライアスロンバイクにしか使わないので、仏式バルブ用アタッチメントを取り付けます。
ここから、空気圧の設定にいくのですが、ここで
空気圧って、どのくらい入れたらいいの?
という方のために解説!
自転車のタイヤのサイドを見てみると、ちゃんと書いてあるんです。
BarまたはPSIというのが単位で、そこに書いてある数字がそのタイヤの最適な空気圧ということですね。
ボクうえせいの持っているタイヤは、ロードバイク、トライアスロンバイクともに「コンチネンタル GP5000」というタイヤで、それだと、MAX 8.5BAR 123PSIというのが最大の空気圧ということになりますので、それに近いくらいの数値が最適ということになりますね。
それぞれ、乗り味の好みとか、レースかロングライドかによって変わるので、自分の好みの空気圧に設定。
ボクはBarという単位の方が慣れているので、設定で数値表示を変更します。
変更したら、だいたいロードバイク標準の7Barに合わせます。
そして、バルブに接続して
スイッチON!
あとは、設定した空気圧まで入ると自動で止まるので待っていればOKです。
めっちゃ簡単やろ!?
KUKiiRE 『スマート空気入れ』の良かった点
とにかく
- 自動で設定した空気圧まで入ること
- 本体がコンパクトで、置き場所に困らない
この2点が最強でしたね。
ちょっと重いので、通常のバイクトレーニングの時に持ってはいかないですが、電車に自転車を乗せていく「輪行」の時は、バッグに入れていくと、空気入れるのがとても楽になるとは思います。
今回は、お貸し出しいただきましたが、結局買おうと思います。
KUKiiRE 『スマート空気入れ』の気になった点
気になったのは2点あって、次の通りです。
- 空気を入れてるときの音がでかい
- チューブを入れ替えた時など、ゼロから空気を入れようとすると時間がかかる
音はとにかく大きくて、ロードバイク乗りは朝が早かったりするので、マンション住みにはちょっとキツイですね。
あと、今回レビューさせてもらうということから、バイクの空気を一度全部抜いて、入れてみたんですが、前述の7Barまではフロアポンプで入れるのと比較するとかなり時間がかかりました。
急ぎでつかう場面には適さないとは思います。
従来の空気入れとの比較
従来の空気入れ | KUKiiRE | |
楽さ加減 | ×(手動でしんどい) | ○(自動で楽ちん) |
自転車以外の使用 | △(ポンプによる) | △(アダプター交換で可) |
適切な空気圧 | △(ゲージ付きポンプなら可) | ○(設定した空気圧で止まる) |
保証 | △(ボクは見たことない) | ○ |
メーター | △(付いてて基本アナログ) | ○(デジタル表示でわかりやすい) |
価格 | ○(ゲージ付きのフロアポンプだと2,000円程度〜) | △(消費税込7,980円) |
KUKiiRE 『スマート空気入れ』の仕様をまとめる
商品サイズ | 縦155mm×横60mm×奥行39mm |
商品重量 | 433g |
バッテリーの種類 | リチウムイオン |
バッテリー容量 | 4,000mAh(ミリアンペアアワー) |
最大の空気圧 | 150PSI(約10.3Bar) |
充電にかかる時間 | 2時間 |
LED | 付属 |
KUKiiRE 『スマート空気入れ』公式の動画で使い方を知ろう
▼まずはタッチパネルの操作についてみてみましょう!
では、KUKiiRE 『スマート空気入れ』で空気を入れたいもの別に、入れ方をチェックしていきましょう!
▼ママチャリや一般的な電動アシスト自転車の英式バルブの場合
▼ロードバイクなど仏式バルブを使う場合
▼自動車やオートバイなどの米式バルブの場合
※動画では自動車での説明になっていますが、オートバイでも同様ですよ!
ちなみに、オートバイ用の動画もあるので、見たい方はこちらをご覧ください。
▼ボールに空気を入れる場合
▼浮き輪やビーチボールに空気を入れる場合
KUKiiRE 『スマート空気入れ』ネット上の口コミ
ツイッターを見てみると、使っている人がかなり多いようなので、そのツイートをこちらでシェアします。
使った印象は、みなさんかなりの高評価ですね!
【最後に】これは1家に1台置いとくやつやで!
「KUKiiRE 『スマート空気入れ』で自転車の面倒が楽になった!」についてご紹介してきましたが、いかがでしたか?
記事が長くなっちゃいましたが、最後まで読んでいただきありがとうございます。
音が大きいことと、ロードバイクに限っていうとフロアポンプより空気を入れるのに時間がかかること、というのを気になる点で挙げましたが、自動で設定した空気圧まで入ってくれる楽さを考えると気になる点を差し引いても、かなりの好印象でした。
まぁ、個人的には、バッテリー容量も結構あるし、USB-Cということなので、このポートを使って逆にスマートフォンなんかを充電できれば、モバイルバッテリー代わりに使えるので、ありがたいなぁと思いましたが、ブロガーだからかな?
輪行の時なんか、別でモバイルバッテリー持って行かないでいいって考えると、荷物の削減にもなるからなぁ。
ひとまず1台あれば、なんでも自動で空気を入れることができるし、置き場所にも困らないので、1家に1台って感じで置いといてはいかがでしょうか?
▼YouTube「Transition Area Channel」でもレビューしています。