ガーミンForeAthlete55はトライアスロンに使えるか?上位モデルとの比較
GARMIN(ガーミン)のスマートウォッチ「ForeAthlete55」ですが、ガーミンのラインナップではかなり安い価格ですね。
これまでのエントリーモデルを見てみると、おそらく前モデルとなる「ForeAthlete35J」だと、そもそもフェイスが四角だったりと見た目からちがったのですが、なんだか上位モデルと遜色ないような見た目になったForeAthlete55が気になったので、上位モデルと比較して、何が違って、トライアスロンでは使えるのかを調査したので、購入を検討されている方は参考にしてください。
ガーミンForeAthlete55はトライアスロンに使えるか?
結果から言うと、ForeAthlete55はレースでは「使えないこともないけど、レース全部を記録することはできないよ」というものです。
一番大きな理由としては、アクティビティに「トライアスロン」が無いということです。
つまり、スイム、バイク、ランをバラバラに計測をする必要がある上、それぞれの「トランジション」の時間は計測しようがないので、レーストータルのタイムは記録できないということになります。
なので、レースのタイムはオフィシャルで計測してくれているし「ガーミンウォッチ側でレースタイムを計測・記録できなくても問題ないよ」という方なら、使えるよということになります。
とはいえガーミンForeAthlete55は、かなりコスパがいい!
このブログ執筆現在(2021.9.6)ガーミン公式サイトでは24,800円(税込27,280円)で販売されています。それと比較して、一つ上のグレードになると、ForeAthlete 245 Musicで、 39,800円 (税込 43,780円)と、一気に2倍近くになってしまいます。
また、トライアスロンに対応したものと考えると、私うえせいも持っているForeAthlete745になるので、44,800円 (税込 49,280円)となってきます。
素材や、機能的な面をカットして、コストは抑えられているのですが、それでも問題ないという方なら、かなりコスパよくガーミンのスマートウォッチの利便性の恩恵を受けることができます。
ガーミンって、使ってみたいけど、お値段も張るし勇気がいるんだよね
なんて方には、紹介した上位モデルより後で発売されたモデルなだけに、バッテリーもロングライフだしコスパのいい最適なモデルだと思います。
▼ForeAthlete 745について知りたい方はこちらを読んでください
ガーミンForeAthlete55を上位モデルと比較してみると
ひとまず、わかりやすいように、中級グレードのガーミンForeAthlete745と仕様を表で比較してみました
ForeAthlete55 | ForeAthlete745 | |
---|---|---|
レンズ素材 | 化学強化ガラス | Corning Gorilla ガラスDX |
ベゼル素材 | 繊維強化ポリマー | 繊維強化ポリマー |
ケース素材 | 繊維強化ポリマー | 繊維強化ポリマー |
重量 | 37 g | 47 g |
ディスプレイ サイズ | 42 x 42 mm | 43.8 x 43.8mm |
稼働時間 (GPSオン) | 約20時間 | 約16時間 |
稼働時間 (GPSオフ) | 約14日間 | 約7日間 |
光学式心拍計 | ○ | ○ |
スマホ通知 | ○ | ○ |
音楽保存再生 | ○ | ○ |
Garmin Pay | ○ | ○ |
GPS | ○ | ○ |
GLONASS | ○ | ○ |
みちびき | 補完 | 補完 |
Galileo | ○ | ○ |
気圧高度計 | ○ | |
コンパス | ○ | |
ジャイロセンサー | ○ | |
加速度計 | ○ | ○ |
温度計 | ○ | |
Bluetooth | ○ | ○ |
ANT+ | ○ | ○ |
Wi-Fi | ○ | ○ |
上位機種と比較してガーミンForeAthlete55で省略されている機能
上の表からみて、ボクうえせいが気になった違いをピックアップしていきます。
センサー類
GPS、GLONASS、みちびき、Galileoといった位置を捕捉するためのセンサーは搭載されているのですが、それ以外のセンサー類は省略されてしまっています。
加速度センサーがあるので、プールでスイムするときなどは、それで泳法を判断したりストロークを計測したりはできると思いますが、やはり、ランニングでの使用以外はサブのような気がします。
Garmin Pay
Suicaに対応するようになって、ボクうえせいはGarminPayをとてもよく利用しています。
短時間のランニングであれば、スマートフォンを持たず走って、途中で喉が乾いたらGarminのスマートウォッチで決済ができるので、コンビニで飲み物を買ったりしています。
別にスマートフォンを持っていれば、特に必要のない機能ではあるので無くても困らないのですが、スマートウォッチでの決済に慣れてしまっていると欲しい機能です。
音楽保存再生
前述のGarmin Payと同様で、音楽をスマートフォンで聞けば良いのですが、早起きして朝からランニングするようなシーンではスマホは家に置いていくことが多いです。
そんな時でもスマートウォッチに音楽を保存しておくことで、Bluetoothイヤホンで音楽を聴きながらランニングをすることができます。
また、ボクうえせいの場合、ジムのトレッドミルでバーチャルランをするのですが、そういったシーンではスマートフォンからはバーチャルランアプリの音が聞こえるため、音楽が聴けません。
そこで、イヤホンのBluetooth接続はスマートウォッチ側にしておけば、音楽を聴きながらバーチャルランが楽しめます。
使い方次第になりますが、あったらいい機能の一つですね。
ガーミンForeAthlete55をお勧めしたい人
これからランニングをしていこうと考えていたり、すでにランニングはしているけど、距離やタイムなどを計測、記録してモチベーションアップをしていきたい方など。
とにかく、それほど機能はたくさんいらないけど、ひとまずランニングの記録していくあたって、多くの人が使っているガーミンを利用したいというニーズにバッチリだと考えます。
反対に、今までForeAthlete35など旧機種を使っていて、ステップアップなどを検討されている方にとっては、満足できないかもしれません。
【最後に】ガーミンForeAthlete55のコスパの高さは半端ない
これまでGarminのスマートウォッチのエントリーグレードは、機能がほぼランニングに限定されていたりしていましたが、ForeAthlete55は、スイムにも対応していますし、位置の測定についても、GPS、GLONASS、みちびき、Galileoと省略されていないので、精度や補足する速度についても問題ないと思います。
このように考えると、かなりコスパがいいモデルですので、ひとまずGarminの機能を使ってみたいという方には、かなりお勧めできるモデルになっています。