【ベネリmini Fold 16 popular】レビュー 電動アシスト自転車も良いものだ!
電動アシスト自転車って、トライアスロンに関係あるん?
いや、全然ないんやけどね。。。ボクと同じような状況の人もいるかと思って。
我が家には自転車は3台あるのですが、そのどれもロードバイク。
あとの乗り物は、自動車だけという感じで、ロードバイクに乗る人や、トライアスロンをする人はそんな感じじゃないですか?
だから、ちょっとだけ離れたところに行きたいけど、ロードバイクで行くのは違う気がする。とはいえ自動車で行くほどの距離ではない上に駐車場が近くにない。。。
こういうことが時々あるので、チョイ乗りできる便利な自転車が欲しかったんですよね。
そう考えていたところ、ベストチョイスな自転車、ベネリの「mini Fold 16 popular」を購入したので、乗った感想なども含めてご紹介していきますね。
「Benelli(ベネリ)」とは
Benelli(ベネリ)は、1911年にイタリアのペーザロで、オートバイと自動車の修理工場としてスタートし、のちにオートバイの製造を行うことになったオートバイメーカーです。
そして、2011年に「Benelli(ベネリ)」は創立100周年を迎えることになり、電動アシスト自転車を発売することになりました。
「ベネリmini Fold 16 popular」の外観
外観は一見するとバッテリーが見当たらないので、電動アシスト自転車には見えません。
有名なイギリスの小径車ブロンプトンに似てる気もするな
そして、mini Fold 16 popularは折り畳み自転車なので、↑のように折り畳みが可能です。
サドルは高さが変わるとあとで調整が面倒なので抜いてないのと、ハンドルは本当は畳めるんやけど、後で説明する事情で畳めなくなってるねん
チェーンリングは、小径車ということもあり、大きめの52Tとなっています。
ドライブユニットは、前輪についています。つまり前輪のモーターがアシストしてくれるんです。
mini Fold 16 popularは変速がないので、すっきりしていますが、リアのエンド部分かなりしっかりした作りになっているのがわかります。
ブレーキ関係については、上位モデルの「mini Fold 16」だとシマノ製なのですが、mini Fold 16 popularではTEKTRO製で、コストダウンが図られています。
シマノがいいなら、後で変えてもいいやろうしね
カゴがないので、純正のキャリアをつけたのですが、開閉式であまり荷物は乗らない感じ。その上、キャリアをつけるとハンドルが折り畳めなくなるという純正にあるまじき自体になります。
「ベネリmini Fold 16 popular」に乗った印象
表からバッテリーが見えないのは、バッテリーがフレームに内蔵されているから。
一番太いフレームの後ろ側を見るとこのようになっていて、バッテリーを外すためのキーや、メインスイッチがあります。
乗る時は、まずこのメインスイッチを押して
ハンドルにあるコントローラーのスイッチをオンにすると電動アシストがONになります。
変速がないということでコストダウンが図られていると書きましたが、そもそも電動アシスト自転車に変速は要らない派のボクにとっては、ちょうどいい感じなんです。
反対に、このサドルはかなりいいものが使われているようで、圧がかかると痛くなる部分には穴があいているし、そもそもクッション性がすごく高いものがつかわれています。
↑この輪っかを引けば、折り畳みができるのですが、折り畳まないまでもちょっと引き上げるだけで、バッテリーを抜くことができるので、ボクはバッテリーを抜いてマンションの自室で充電してます。
バッテリーを抜かなくても充電はできるねんで!
それで、しばらく乗った感想ですが、ホイールが16インチという小ささに関しては、まったく気にならないくらい安定しています。
ギア比と電動アシストのおかげでグイグイ進むし、坂道の多い街に住んでいるボクうえせいでも快適です。
「ベネリmini Fold 16 popular」の良い点
1 折り畳みが簡単で、コンパクト
近所に買い物に行ったり、ちょっとした用事で出かける用途で購入したのですが、これだけ簡単に折り畳めるのなら、車で出かける時に積んで行って車は駐車場に停めておいて、自転車で移動なんていうことも簡単にできます。
2 電動アシスト自転車に見えない
一般的な電動アシスト付き自転車には、すごく存在を主張するようなバッテリーがついています。見慣れてしまっていて、当たり前のようになっていますが、ベネリのようなフレームに内蔵する自転車に慣れてしまうと、あのデカいバッテリーはとても気になります。
スポーツタイプのE-BIkeもフレームに内蔵するものが多く、今後されにバッテリーが小型化してくると、それが主流になってくるのではないでしょうか。
3 見た目に反して安定していて、走りもパワフル
タイヤサイズも16インチで、写真ではとても小さく見えますが、意外に乗ってみるとすごく安定しています。おそらくホイールベースが長いのと、太いタイヤが影響しているのだと思います。
また、変速が無いのでスピードは出ませんが、アシスト力が強いので坂道で苦労することは、ありません。荷物を乗せるカゴ問題はありますが、ママチャリ的な使用であれば、全く問題はないといえます。
「ベネリmini Fold 16 popular」の気になる点
少しユーザーに優しくない仕様だと感じる部分があるんです。
例えば、バッテリーに関してですが、フレームから引き抜くときは、鍵を挿してから回して抜くという動作になるのですが、逆に入れるときは、フレームに差し込むだけで、「カチッ」と自動でロックされるといいのですが、また鍵を挿して回す必要があります。
また、前述しましたが、純正のキャリーなのに装着するとハンドルが折り畳めないようになるという、謎な仕様はあまり日本人としては考えにくいですよね。
この辺はおそらく感覚的な違いなのでしょうけど、ちょっと気になります。
また、ボクのように、普段ロードバイクのようなスポーツタイプの自転車に乗っている人だと、アシスト力が非常に弱く感じるのですが、これはママチャリのように「ヨイショ・ヨイショ」って感じで、ペダルの回転数を落として、踏み込むタイミングの間隔を長めに撮るとその間を埋めるようにアシストしてくれるようになります。
普段、ママチャリしか乗らない人には関係ないけどね!
「ベネリmini Fold 16 popular」はこんな人におすすめ
おそらく、16インチという小さなサイズのタイヤで、折り畳み機構付きということから、この自転車でバリバリロードバイクのような走り方をしようと考える人はいないでしょうけど、そういう使い方には、もちろん向きません。
電動アシストがある方がいいけど、他の人と違うオシャレな自転車がいい!
とはいえ荷物は乗せられないので、食品スーパーで買ったような荷物を自転車に乗せなくてもいい人に向いていると思います。
「ベネリmini Fold 16 popular」はE-Bikeではないの?
タイトルに電動アシスト自転車とあるけど、E-Bikeちゃうの?
そんなもん、どっちでもええねん!!
ここでは、ちょっと気になった、「電動アシスト自転車」と「E-Bike」という呼び名について調べてみたので、その内容をご紹介しています。
実際のところ、「電動アシスト自転車」と「E-Bike」というのは、ただ呼び名が違うだけで同じものを指しています。
つまりは、その自転車を見てカッコよかったらE-Bikeって感じやな
ただ、厳密に区別していることもあって、ドライブユニットの構造で「電動アシスト自転車」と「E-Bike」を分けています。
一般的なママチャリタイプの電動アシスト自転車は、ペダルを回すスピードが低くてもすぐに強いアシスト力を発生する、力持ちの二軸型ドライブユニットを採用しています。
↑のグラフのように、こぎ出しからアシスト力が強くて、スピードが出てくると出力が落ちるというのが特徴です。
ママチャリの場合、そんなにペダルを速く回すこともないし、荷物を積んだりすることも多いので、このような力の出方がちょうどいいのです。
反対に、「E-Bike」はパワーロスが少なく軽量な一軸型のドライブユニットを採用しています。
そして、アシスト力については、ロードバイクなどのようにペダルを速く回すような乗り方にも対応していているので、スポーツ走行にも対応していいます。
厳密には、このような違いが「電動アシスト自転車」と「E-Bike」にあるようですので、2軸のドライブユニットである「ベネリmini Fold 16 popular」は電動アシスト自転車と表記したのです。
ただ、一般的にはただの呼び名なので、ママチャリじゃない「mini Fold 16 popular」は「E-Bike」と言っても問題ないみたいですよ。
【最後に】近所をちょっと乗るだけの用途なら絶対におすすめ
ボクは駅にあるショッピングセンターを抜けるとすぐに家という環境で生活しているので、どこに行くにも「クルマ」という典型的な郊外型の生活をしている訳ではなく、どちかと言えば「徒歩」がメイン。
荷物が多いときや、車でないと行きづらい場所に行くときだけ「自動車」です。
それで、自転車はロードバイクのみということになると、コンビニに行くとかどうしようか迷うのです(我が家はコンビニよりデパートの方が近い)。
そういう、ちょっと近所に行くという隙間を埋めてくれるのに役立ちそうです。