ISMサドルの選び方をわかりやすく解説
トライアスロンのシーズンが終わると、バイクの仕様を変更します。
どういうこと?
トライアスロンでは、DHバーを持つポジション(いわゆる「DHポジション」)にセッティングしているんやけどな。
うえせい、自転車1台しか持ってないから、シーズンが終わると普通のロード乗りのポジションのセッティングに戻すねん
そこで、いつもネックなのが「サドル」
サドルはトライアスロン用のノーズレスサドル「フィジーク TRITONE 5.5」のまま乗っています。
ずっと同じポジションで乗り続けるトライアスロンのレースと違って、ロングライドなどではポジションを変えながら乗るのですが、それがしにくいのでずっとサドルは欲しいと思っていました。
とはいえ、サドルは失敗すると高価なものを買っても、痛くて使えないということがしばしば。。。
あれこれ悩んで調べた挙句、どくとくの形状をしたISMというメーカーのサドルがいいことが分かったのですが、選び方が難しい。
ということで、私うえせいが選ぶために自分用に整理した内容をご紹介しますので、同じようにISM(アイエスエム)のサドルが欲しいなと思っている方は参考にしてみてください。
ISM(アイエスエム)サドルの選び方
ノーズが2つに独立した形状のサドルがこんなにあったら、どれを選んだらいいか分からないよー
と、そりゃそうですよね。
では、使用目的や形状から解説をしていきましょう。
ISM(アイエスエム)サドル比較早見表を見る
縦軸はサドルのパッド厚
パッドは厚い方がクッション性が高くて快適ではあるのですが、反面ペダリングにロスが生まれてしまいます。
おそらく、上の表でも真ん中あたりのモデルが1番多くなっているところをみると、30・40といったあたりの厚さが1番バランスが取れているのだとおもいます。
横軸はサドルのモデル
1番左はコンフォートモデルですが、そこから右に行くほどレース向きというわけでもないです。
では、右から左に向かって解説していきます。
【Performance Narrow】
サドル幅が狭いタイプです。骨盤の幅が狭く、ペダリングのしやすさを重視する場合にはこのタイプを選ぶといいでしょう。
【Performance Long】
サドルの長さが長いタイプで、全長は270mmで、2020年10月現在パッドの厚さ違いの2タイプのみです。長い形状により前後の動きが可能で、後部が幅広になっているので、ヒルクライムのときにお尻が後ろに移動する方向きです。
【Performance Short】
前後の長さが短いタイプで、長さが245mmと250mmがあります。「Performance Narrow」にも似たような長さのモデルはありますが、こちらはサドル幅が広いので、ロングトライアスロンでDHポジションを長くとり続けるような乗り方に向いていると思います。
【Performance Recreation】
パッドの厚みが40〜60mmあって、ロードバイクではあまりしないかもしれませんが、ドシッと腰をおろしても痛くないようになっています。クロスバイクを買ってみたはいいけど、お尻が痛いなんていう方に最適だと思います(ポジションを見直すのが先決ですよ)。
【Performance Mountain】はマウンテンバイク用、【Comfort City】はシティバイク(いわゆるママチャリ)用なので、当サイトでは説明を割愛させていただきます。
トライアスロン用途に向いたサドル
トライアスロン向き
トライアスロン向けのサドルは、前傾するDHポジションがとりやすいかどうかです。ISMのサドルはどれもノーズが2つにわかれて独立しているので、前傾をしても尿道が圧迫され痛くなったりしにくいですが、できればノーズが短くて当たりそうな部分がないのがベストです。
あとは、サドルの幅とパッドの厚さで決めるといいのですが、あまりパッドが厚過ぎても薄過ぎても、トライアスロンでは使いづらいのと、トランジット用のフックがついているということで、次の3つをおすすめしています。
【PS1.0】
250×130mm
Ti合金レール 272g
15シリーズパッド
ロードバイクの場合はトライアスロンと違って、前後にポジションを移動できるだけの長さと、あまりパッドが厚すぎるとペダリングのロスが大きくなるので、少し薄いものがよいと考えています。
よって、当ブログでは次の5つをおすすめします。
【PN1.0】
275×110mm
Ti合金レール
重量:316g
25シリーズパッド
ISM(アイエスエム)サドルのいいところ
ノーズ部分が2つに分かれ独立しているという独特の形状をしています。
2つに独立してそれぞれが細くなっているので、ペダリング時にしなりが生まれて快適に乗っていられるというところです。
アイアンマン等で多くのトップクラスのプロ選手が使用していることからも、しなりからくるペダリングのロスは考えられないし、快適に180kmを乗っていられるのだと容易に想像できます。
また、トライアスロンでの使用率がとても高くはなっていますが、ロードやマウンテンバイクでの使用も想定されたモデルも多く、快適性の追求がされているというところが1番の謳い文句です。
ISM(アイエスエム)サドルの気になるポイント
いろいろと調べる中で、少しきになるポイントがいくつかありました。
【重い】
カーボンモデルを除いてはカーボンレールを採用していなかったり、快適性を追及してパッドを厚くしていたりで少し重量が重いようです。
回転する部分ではないし、まあ、ボクの場合は体重を減らした方がいいんですけどね
【価格がちょっと高い】
同価格帯のサドルだとシートレールがカーボン製だったりして軽量モデルが買えたりするくらいの金額ではありますので、少し高価ですね。
【最後に】快適に長く乗れるなら、価格差はプライスレス
ロードバイクやトライアスロンバイクには、長時間乗っていることも多く、その間の多くはサドルの上(ダンシングしているときもある)です。
ボクうえせいは、WEB関係の仕事をしているので四六時中触っているキーボードにはこだわりがあって高価なものを使っていますが、要するにそれと同じですよね。
よほど軽量なことにこだわりがないのなら、ホイールやタイヤ、ペダルやクランクといった回転するパーツではないので、快適性に拘った方がいいように思います。
おそらくボクうえせいは、ロードポジション用としてPL1.1を購入する予定ですので、購入次第レビューしますね。
では、また。
最後まで読んでくれてありがとうございます。