ツールドフランスの面白さを解説!無料配信はあるの?
オリンピック、そしてサッカーワールドカップと並ぶ、世界三大スポーツイベントとも言われている自転車の最高峰レース「ツールドフランス」ですが、サッカーやラグビーのワールドカップでは、その時だけの「にわかファン」も多くなるのに、日本人選手が少ないからかいまいち盛り上がらないですね。
ただ、この記事を読んでもらうと、自転車のロードレースというものが少し分かるので、見て楽しめるようになります。
漫画の「弱虫ペダル」や、その実写映画もより楽しめますよ!
ツールドフランス2020はもともと6月27日(土)に予定されていたのですが、新型コロナウイルスの感染拡大で延期に、、、。
遅れてしまいましが、なんとか開催となった、ツールドフランスの面白さを、解説していきますね!
ツールドフランスの面白さを解説!
では、まず最初にツールドフランスというレースがどんなものか、ということですよね?
「ツールドフランス」というのはフランス語です。日本語に訳すと「フランス一周」という意味で、文字通りフランス一周合計約3600kmの道のりを3週間かけて行うとても過酷な自転車レースのことです。
レースは毎日続けられ、その日の優勝者を決めていき、最後に全ての日のタイムを合計して1番速かった選手が総合優勝となります。
ボクうえせいも、トライアスリートですが、それでも自転車で毎日約200kmを3週間というのは、想像を絶する過酷さだと思います。
面白さ1:まるでフランス一周旅行をしている感覚になる
ツールドフランスを好きでテレビで観戦している人の多くが、フランスの景色の美しさを挙げます。
実際見てもらうとわかるのですが、最近は上空からの撮影も多いので、フランスの各地を上から俯瞰してみているような気分になれます。
実は、ツールドフランスにはフランスの美しい風景を世界中に見せるという要素もあり、映像については映画制作チームが監修していて、とても美しいのです。
ヨーロッパでは、自転車に乗らないけれど、ツールを見るのが好きな人も多いそうですよ
こんな山を登るんですよね!
海辺の綺麗なロケーションも最高!
ビューティフル!!!
面白さ2:チームの戦略をあれこれ想像できる
野球の面白さって、単に選手のプレーだけでなく、戦略を想像しながら見るという楽しみもありますよね。自転車のロードレースも、個人競技に見えてものすごく複雑な戦略のもとで、各選手は走っているんです。
優勝を狙う選手というのはサッカーでいうところのフォワードでエースストライカーの選手です。
マラソンと違って、風の抵抗を受ける自転車競技では風除けとなるためのアシスト選手が必要となり、出場選手のほとんどは、自分が勝つためではなく、チームのエースを勝利に導くためのアシストという役割を担って出走しているのです。
記録には残らないアシストたちの献身的な走りも、自転車ロードレースの一面です
そして、どのようにチームのエースをゴール前のいいポジションで送り届けるか(ゴール前は個の力)というのがチーム戦略になります。
といっても総合優勝は狙わないけど、別の賞だけ狙ってるチームがあるからややこしい
単純に、自分のチームのエースをゴール前についれていくためのアシストをする選手や、他のチームのエースの邪魔をしたり、わざと飛び出して無駄に脚を使わせたりという役割でチームに貢献するアシストもいます。
スタートしてまもない地点から、いきなり飛び出したりする選手がいるのですが、自分がそのままゴールできるはずもありません。チームの勝利のために懸命に走っていると考えると、その献身的な姿に涙が出てきますよね。
面白さ3:迫力のゴールスプリントを観戦できる
多くの選手がアシストとして自分を届けるために走ってきて残った選手だけがゴールスプリントに参加できます。
アシストの選手を風除けにしてきたとはいえ、約200kmも走ってきて最後時速70kmにもなるスピードを出して、全力でゴールを獲りにいくのです。
その迫力はものすごいもので、選手の多くはゴーグルをしていますが、それでも苦しい表情は見てとれますし、見てる方も力が入ります。
自転車レースというものを知らなくても単純に面白いと思えるシチュエーションで言ったらNo1ですね。
面白さ4:路上で観戦している人の近さ
ゴール近くではかなり危険なので、キチンとフェンスがされていますが、そうでないところでは、こんな感じで観客が道まで出てきてしまってます。
もっと人だかりになっていることもあるので、大丈夫かなぁと思ってみていると選手も慣れているのか、スピードは遅くなってしまいますが、すんなり出てきます。
熱気が伝わってくるシーンですよね
面白さ5:長いレースでも毎日優勝者が出て、その功績が称えられる
3週間におよぶ長いレースですが、毎日その日の優勝者が決まりますし、その日の各賞もあり表彰されます。
逆に考えれば、無駄に毎日の優勝やその他の賞を狙わず脚を大事にしながら、コンスタントにタイムを刻めば3週間一度の優勝せずに、総合優勝をとることも理論的には可能だってところも面白い点です。
(実際そんな選手はかなり強いので、どこかで何度か優勝しますが)
3週間もずっとタイムが合計されていくだけだと、中弛みしてしまいそうですが、毎日優勝者や各賞が発表されるとなると、毎日どうなるのか気になりますよね。
では、どんな賞があるのか?を詳しく説明しますね!
総合時間賞(マイヨ・ジョーヌ)
毎日の各ステージのフィニッシュタイムの合計が、各ステージ終了時点で最も合計時間の少ない選手に、黄色いジャージ「マイヨ・ジョーヌ」が与えられます。
要するにその時点で1番速い選手が着ているので、その時点で1番総合優勝に近い選手ということになります。
それで最終的に、パリ・シャンゼリゼで行われる最終ステージをゴールした時にマイヨ・ジョーヌを与えられた選手が、その年のツール・ド・フランス王者(総合優勝)となります。
ポイント賞(マイヨ・ヴェール)
各ステージのゴールや中間地点には、「スプリントポイント」が設けられています。
そのスプリントポイントを上位で通過すると、ポイントを得ることができ、その合計が各ステージ終了時点で最も多い選手に、緑色のジャージ「マイヨ・ヴェール」が与えられます。
筋肉モリモリの「スプリンター」と呼ばれる選手が目指す賞ですね!
山岳賞(マイヨ・ブラン・ア・ポワ・ルージュ)
「スプリントポイント」同様に、各ステージの主要な上りの頂上には、「山岳ポイント」が設けられています。
その「山岳ポイント」を上位で通過することでポイントを得ることができ、その合計が各ステージ終了後に最も多い選手に、白地に赤の水玉ジャージ「マイヨ・ブラン・ア・ポワ・ルージュ」が与えられます。
山岳ステージの上りを得意とする「クライマー」と呼ばれる脚質を持つ選手が目指す賞です。
新人賞(マイヨ・ブラン)
各ステージ終了時点で最も総合時間の少ない25歳以下の若い選手に、白いジャージ「マイヨ・ブラン」が与えられます。
いわゆる新人賞ですね
その特別なジャージをできるだけ長い間着続けたいので、もらった選手とそのチームで守るための戦略が次の日から始まるのですよね
ツールドフランスに無料配信はあるの?
ツールドフランス2020は、J-SPORTSのみで放送されています。
視聴するには、すでにBSが見られる環境ならば、スカパーに申込をすれば見ることができますが、もちろん有料です。
もし今、ご自宅のテレビでBSが見られないのでしたら、見られるようになるまで3週間ほどかかりますので、ツールドフランス期間が終わってしまうかもしれませんね。
いちばん早い方法としては、J-SPORTSオンデマンドに申し込みをすれば良いのですが、サイクルロードレースパックが月額税込1,980円となります。
つまり、無料で配信というのは無いのですが、2週間だけなら無料で見る方法があります。
「Amazon Prime Video」内の「J-SPORTS」チャンネルで2週間お試しを利用するという方法です。
すでに「Amazon Prime Video」の会員であえれば、「J-SPORTS」チャンネルをお試しとして14日間無料で視聴することがができます。
これを利用して、ツールドフランスを無料で視聴することができます。
後半14日間にすれば、見逃し配信などを利用して最後まで楽しむことができますよ!
また、現在「Amazon Prime Video」を利用していなかったとしても、「Amazon Prime Video」は30日間のお試し期間がありますので、こちらも無料で見ることができます。
【最後に】予備知識があると、いきなり面白いのが自転車レース
「ツールドフランスの面白さを解説!無料配信はあるの?」について、ご紹介してきました。
毎日約200kmを3週間も、ただ短調に見ているだけなら、見ている方も飽きてくるのですが、実はチーム戦でかなり複雑な戦略が各チームの間で繰り広げられているのです。
また、「フランスの美しい風景を世界中に見せる」というのもツールドフランスのもう一つの目的でもあるため、その映像はとても綺麗です。
それをみているのも楽しいですよね。
今回ご紹介した無料の期間を使えるのは一回きりですし、ツールドフランスの全期間をカバーできるものではありませんが、一度試しに見てはいかがでしょうか?
日本では馴染みはないかもしれませんが、オリンピック、サッカーワールドカップとならぶスポーツイベントなので、面白くないはずがありません。
さて、ボクもこれから睡眠不足が始まります。一緒に盛り上がりましょう!