GARMIN(ガーミン)INSTINCT DUAL POWERが水泳心拍計測に対応
とうとう水中ので心拍計測に対応したモデルが、水泳特化モデルである「Swim2」以外にも発売されましたね。
Swim2に搭載できて、他にできないはずがないので、なんとなく予測はしていたのですが・・・
INSTINCTといえば、アメリカ国防総省が定める標準規格「MIL-STD-810G(耐熱、耐衝撃、耐水)」をクリアするアウトドアウォッチで、その見た目もどことなくGショックを彷彿させるものとなっています。
そして、バッテリー稼働時間をもともとのInstinctから大きく伸ばして、最大30時間+8時間(ソーラー充電の状態による)としてきた「INSTINCT DUAL POWER」が7月16日より発売されるとのことで注目されています。
とはいえ、当「Transition Area」では、この「INSTINCT DUAL POWER」シリーズがトライアスロンで使えるのか?ということと、Gショックのような外観なので、普段使いではどうなのか?というところについて調べてみましたのでご紹介させていただきます。
GARMIN(ガーミン)INSTINCT DUAL POWERが水泳心拍計測に対応
まず、最初にガーミンについてです
ガーミンとは
GARMIN(ガーミン)は、当サイトでお勧めしているトレーニングやレースで使うことで、無理なく楽しく続けるためのデジタルグッズとして中核となる、GPS搭載腕時計など製品をたくさん製造してくれているメーカーです。
詳しくは、次のページで詳しくご紹介しています。
「INSTINCT DUAL POWER」シリーズの外観と特徴
外観自体は、カラーバリエーションが変わった以外は、以前の「INSTINCT」シリーズをそれほど変わった印象はありません。
ちなみに以前より発売されている「INSTINCT」はこちら
3モデル発売される
ベーシックモデル「INSTINCT DUAL POWER」(7カラー)
この5カラーの他、機能は同じで「CAMO EDITION」がある
「Transition Area」的注目の新機能としては次のとおりです
【ソーラー充電機能「DUAL POWER」】
日光に当たっていれば充電されていくので、GPS+光学心拍計モードでも最大30時間に加えて、ソーラー充電により最大8時間の追加稼働が可能というのが、トライアスロンやウルトラマラソンをするアスリートにとっては嬉しい限りの機能アップです。
また、GPSを起動させずバッテリー節約ウォッチモードの場合なら56日間以上稼働しているので、普段使いの場合日々のわずらわしい充電作業からは解放されるでしょう。
【BODY BATTERY】
ガーミンの比較的あたらいいモデルに搭載されている「BODY BATTERY」が、INSTINCTにも搭載されました。
心拍数に基づいて計測された、ストレスや睡眠などから体のエネルギー量を確認。その日アクティビティを行うか、休息を取るかの参考にできるデータを教えてくれます。
【水中心拍対応】
ガーミンでは「Swim2」だけに搭載されていたスイミング中に計測が可能な内蔵の光学心拍計が、「INSTINCT DUAL POWER」にも搭載され、別売の水泳対応の心拍ベルト「HRM-Tri」を使わなくても、水中で心拍計測ができるようになりました。
これは、「Transition Area」的に1番注目の機能アップです
【釣りアクティビティ】
アウトドアウォッチらしい機能追加で、時計上で釣果(釣りあげた魚の数)の記録や、GPS機能により釣りあげたポイントの登録が可能。日の出と日没の時間や方角も表示できます。
【狩猟アクティビティ】
こちらも、アウトドアウォッチらしい機能追加です。時計上で獲物の痕跡や水源などのポイント登録が可能。日の出と日没の時間や方角も表示できます。
「INSTINCT DUAL POWER TACTICAL EDITION」(2カラー)
「INSTINCT DUAL POWER TACTICAL EDITION」は、軍や特殊部隊での利用を想定しミリタリー機能が搭載されています。暗視ゴーグルとの互換性やステルスモードなどといった機能ですので、一般的には不必要な機能ではありますが、ちょっとかっこいい気もしますね。
「INSTINCT DUAL POWER SURF EDITION」(2カラー)
タイドグラフ(潮汐表)とサーフィンアクティビティ計測機能を搭載したマリンアクティビティ仕様のモデルです。
カラーもマリンテイストで、間違いなく1番のモテモデルです。INSTINCT DUAL POWER SURF EDITIONにも新規で機能が追加されました
【サーフィンアクティビティ】
サーフィンをした波の数、到達最大速度や移動距離を記録されます。また、水中の心拍計測が可能になったことから、アクティビティ中の心拍推移なども計測し、あとで振り返ることが可能となりました。
旧シリーズ「INSTINCT」を使っている人の感想は?
ベーシックモデル「INSTINCT DUAL POWER」の性能・仕様
モデル名 | |
---|---|
レンズ素材 | Power Glass(材質:Gorilla Glass) |
ベゼル素材 | 繊維強化ポリマー |
ケース素材 | 繊維強化ポリマー |
重量 | 53.0g |
ディスプレイ サイズ | 23 x 23mm |
稼働時間 (GPS+光学心拍計オン) | 最大 30 時間 + 8 時間 |
稼働時間 (GPSオフ) | 24日間+30日間(ソーラー充電の状況による) |
光学式心拍計 | ○(水中計測可) |
スマホ通知 | ○ |
音楽保存再生 | ー |
Garmin Pay | ー |
GPS | ○ |
GLONASS | ○ |
みちびき | 補完 |
Galileo | ○ |
気圧高度計 | ○ |
コンパス | ○ |
ジャイロセンサー | ○ |
加速度計 | ○ |
温度計 | ○ |
Bluetooth | ○ |
ANT+ | ○ |
Wi-Fi | ○ |
「INSTINCT DUAL POWER」シリーズは結局トライアスロンには使えるのか?
「INSTINCT DUAL POWER」シリーズは、アウトドアウォッチとしての特性が強いが、ラン、バイク、そして水中心拍にも対応しスイムでも使用が可能です。
また、「MOVE IQ」という機能を利用し、筋トレの種類や回数のカウントまでも可能です。
ただし「トライアスロン」というアクティビティを選択することができないのでレースでは、全てを通しての計測はできません。スイム、バイク、ランそれぞれの種目ごとに一旦計測を終了させ、次の種目で計測し直すことになります。
トライアスロンのレースで使うというよりは、Gショックに似た見た目が気に入ったのなら普段使いにはよいでしょうし、バッテリー稼働時間を活用してロングライドなどのトレーニングで使用するのが良いと思います。
なによりバッテリーをそれほど気にしなくていいのが嬉しいですよね。
「INSTINCT DUAL POWER」シリーズは普段使いにはどうか?
Gショックに似た見た目が気に入ったのなら普段使いにはよいですが、旧モデルである「INSTINCT」からの価格差が約20,000円あります。
「Transition Area」的には、目立った機能アップはバッテリー稼働時間の大幅アップと、「BODY BATTERY」と水中心拍計測です。あと釣りや狩猟を趣味とする人以外は、ほぼ普段使いで少し運動でも使いたいという方であれば、旧「INSTINCT」シリーズも価格的にはコスパが高くて良いと思います。
あと、普段使いするのに個人的に残念だったのはSuica対応のGarmin Payが搭載されなかったことですね。
【最後に】ホントに「INSTINCT DUAL POWER」シリーズはどんな人におすすめ
「INSTINCT DUAL POWER」を買ってハッピーになるのは、
- ForeAthleteシリーズなど、運動向けのGPS腕時計を持っていて、INSTINCTの外観が気に入って普段使いやトレーニング時に使いたい人
- トライアスロンでレースを通しての計測は不要だけど、ロングライドなどによく出かけるのでバッテリー稼働時間が長いモデルが欲しい人
- スイムでの心拍測定がしたいけど、普段も使いたいから「Swim2」のいかにも運動用という外観はいやだという人
- ガチでアウトドアな人たちにはこのバッテリー稼働時間は魅力的
このような感じではないでしょうか。
とにかくミルスペックをクリアしているだけあって無骨な外観はガーミンの中では特異なものです。この外観が気に入ったなら「買い」なモデルですが、外観だけで機能的にはそこまでバッテリー稼働時間が長くなくてもいいし、スイムもしないよというなら、旧「INSTINCT」シリーズもコスパが良くておすすめですよ。
あと、これはボクうえせいの個人的な予測ですが、今後発売されるガーミンのモデルの多くが水中心拍計測可能な光学心拍計が内蔵されてくると考えています。 水泳の時に使いたいからという理由だけなのであれば、もう少し様子をみても良いかもしれませんね!