街中を自転車で走る時に要注意な5つのこと
うえせいさんの乗ってるような自転車って、車道走るでしょ。危なくないの?
いやいや、自転車ってロードバイクなんかに限らず、原則車道走るんですよ
と、いまだに、こんな会話をすることがあります。
自転車は車道の左側を走るもの
自転車で車道を走る場合、歩道と違って歩行者とぶつかるリスクは少ないですが、車との接触の確率がグンとあがるので、この記事では車道走行で注意しないといけない5つのことを、元メッセンジャーのうえせいがまとめました。
駐車車両の近くは自転車にとって危険しかない
路肩に駐車している車の近くは、危険なことばかりです。
- 車の影から人が出てくるかも知れない。
- まだ人が乗っていて、ドアが開くかもしれない。
- 逆走自転車が、ひょっこり出てくるかも知れない。
- 急に動き出すかも知れない。
- その他、視界が妨げられることにより、何がおこるか分からない状況。
あまり近寄らずに、大きく避けることができればいいのですが、走行車両が後ろから来ていたりすると、そうもいかないこともあります。
できる限り距離をとりながら、駐車車両とその周りに注意を払いながら走りましょう。
たとえ違法駐車であっても、それが原因で事故を起こしたら、怪我をしたり、場合によっては加害者になるのは自分ですからね。
端により過ぎも要注意
「自転車は、車道の左側を走行する」というのが原則ですが、だからと言ってあまりに端に寄り過ぎると、それはそれで危険なこともあります。
道路の端には、段差や側溝があることも多いです。
ちょっとした段差でも細いタイヤのロードバイクでは転倒に繋がることもありますし、側溝は蓋があっても鉄製だと滑ることもあります。
また、道路というのは真ん中が一番盛り上がってて、雨が降ったときなどは、端に向かって水が流れるようになっています。
このため、雨の日に流れたゴミや、パンクに繋がるようなガラス片や釘なんかが落ちていることもあります。
道路にもよりますが、あまりに端に寄り過ぎるのは、逆に危ないこともあるので、まわりの状況をよく見て、安全が確保できる位置をキープしてあまり左右に移動せずに走りましょう。
左折車の急ブレーキには、要注意
道路交通法で決められている通りに、車道の左端を走行していて、結構ヒヤッとすることが多いのが、追い抜いていった車が左折するために急ブレーキを踏んでしまうことです。
自転車を追い抜くために、スピードを上げているので、必然的にブレーキは急になります。
ロードバイクだと普通に30km以上だしていることもあるので、追い抜く必要はないのですが、自転車というだけで遅く感じるのか、短気なだけなのかほんとに左折車でヒヤッとすることは多いです。
追い抜かれた時は車のサイドしか見えず、ウィンカーも確認できないので、左折するのかどうか分かりませんが、自転車に近づいてきているなら、左折の可能性があり、こちらがスピードを緩める方が懸命です。
巻き込まれて怪我をするのは、ボクたち自転車乗りの方ですからね。
お客さんを見つけたときのタクシーは、初心者より周りが見えてないかも
タクシーに関しては、郊外だと駅のタクシー乗り場以外では乗る人が少ないので、この危険は都会に多いです。
とにかくヒヤッと度合いは、かなりのもの。
普通に車道の左端を走っていると、タクシーが割り込んできたと思ったら、いきなりブレーキ&後部座席のドアが開くという、急に前は塞がれるわドアは開くわで、かなりビックリします。
こういったタクシーに気を払うのは、とても難しいので、代わりに都会ではタクシーを呼んでいるような動作をしている歩行者がいないかに注意を払いましょう。
慣れてくると、タクシーを呼びそうな歩行者がわかるようになってきます。
逆走自転車とすれ違うときは、絶対に無理はしない
いまだに道路を逆走する自転車は、まだまだ多いです。
自分がドライバーの立場に立った時。
たとえば、脇道から大きな道路に出るときは、一旦停止して、まず右を見て、そして左を見て、また右を見て、安全を確認して発車しますが、このとき逆走自転車は左から来るわけで、歩行者と違ってスピードが出ていて、発車した瞬間にぶつかるというケースが、簡単に想定できるはず。
自分の身を守るためには絶対に逆走はしたくないハズなのですが、とても多いのが残念です。
また、こちらがキープレフトを守って走行していても、逆走自転車とすれ違うときは、大抵の場合こちらが車道側に膨らむことになります。
恐らく、対向車が見えている上に、自分のスピードと対向車の速度が相対的に速くなるので、無意識に怖いのでしょう。
しかし、ルールを守って走行している方が、膨らんで危険性を高めることはおかしいと思ってしまいますが、ここでイライラしても無駄だと割り切りましょう。
もし危険だと思えば、一旦停車してもいいので、安全を確保することに努めましょう。