GARMIN(ガーミン)時計で計測した心拍数データの活用方法
2019年4月現在、GARMIN(ガーミン)のGPS時計、ライフログバンドの多くに心拍計が内蔵されています。
腕時計の内側、手首に当たる部分に光学式心拍計が内蔵されているので、腕に装着しているだけで、24時間ずっと心拍数を計測することができます。
きちんとモニターしておくだけで、トレーニングの効率を高めたり、普段の体調管理に役立つ機能なので、どのように見たらいいのか、活用方法をご紹介させていただきます。
トレーニング中の心拍数データについて
ランニングやバイクトレーニングなどの最中に心拍数を確認するには、時計を見るだけなので、ひと目でいまの心拍数を確認することができます。
また、トレーニングが終わってデータを確認したいとき、時計のディスプレイでも見ることは可能ですが、GARMIN(ガーミン)のGPS時計を購入時に同期させた「CONNECT IQ」アプリを使うことで表示項目も多く、グラフなどで視認性もよくなります。
心肺機能を高めたいのなら、キツいトレーニングが必要
マラソンなどで、完走だけが目的ならば、それほどキツいトレーニングは必要ありませんが、少しでもタイムをちぢめたい、サブ4(4時間切り)やサブ3(今のボクの実力では想像できない3時間切り)を目指そうとするならば、フルマラソンの距離に耐える筋力だけでなく、心拍機能の向上は欠かせません。
そしてそれには、息が上がってキツいくらいのトレーニングを行う必要が、どうしてもあるのです。
しかし、その「キツいトレーニング」というものが、自分の感覚だけだと、本当に追い込めているのかが分からない。
そこで利用できるのがGARMIN(ガーミン)の心拍データです。
ある日のボクうえせいのトレーニング時の心拍数
我が家の立地の関係(丘の上にあって、どこに行くのも最初は全部下り坂)で、最初は心拍数が低いですが、途中から上がり心拍数が155より上でキープさせています。
このときは、自転車練習あとのランで時間の都合もあったため短時間ですませましたが、逆に短い距離であったため、自分としてはいつもより速めに走っています。
年齢や個人差はありますが、ボクにとってはこのくらいの強度だと、まあまあ強めって感じです。
分かりづらいので、GARMIN(ガーミン)の場合は性別と年齢で、心拍ゾーンを設定してくれています。
このグラフを見ると、どのゾーンでどのくらいトレーニングしたのかが、一目瞭然でわかります。
ゾーン1と2だけで、トレーニングが終わっているようなら、もう少し強度を高くしてみた方がいいかな?って感じで、見て強度の確認をしてもらうことと、次のトレーニングに活かすことが可能となります。
逆に、トレーニング中に心拍数が異常にあがってしまう時は要注意
逆に、意図して心拍数を上げようとしていないトレーニングで、とても心拍数が多くなっているということもあります。
以前LSD(ゆっくり長く走るトレーニング)のペースで走っているにもかかわらず、何故か走るのが辛いということがありました。
走っている最中に、GARMIN(ガーミン)時計で確認すると、なんと心拍数の数値が180を行ったり来たり!
180って、計測ミスちゃうん?
こんな風にも思いましが、しばらくそのような数値が続いたので、その日のランニングは中止にしました。
体調が悪かったり、オーバートレーニングだったりと、可能性はいくつかあるのですが、そのような場合は無理せず、練習を中断した方がよいときもあります。
きちんとカラダを休ませることも、パフォーマンスを上げることにつながるので、このあたりの確認にもGARMIN(ガーミン)の心拍数データは活用することが可能です。
トレーニング以外の時、心拍数をときどき確認するのは良いこと
[設定]→[ウィジェット]と進み、心拍数を表示させるように設定しておくと、いつでも確認ができます。
過去4時間の心拍数が確認できるので、いろんな活用方法が考えられるでしょう。
起床時の心拍数が高い時は要注意
すっきりした〜
と寝覚めがいい時もあれば、
う〜ん、寝たけど、まだ疲れが残っててしんどい〜
というときもあります。
朝、起きた時の心拍数を毎日チェックすることで、健康状態を見ることに役立ちます。
有酸素運動系のトレーニングを継続してやっている人は、安静時の心拍数がどんどん下がり、起床時は50台だったりすることがほとんど。
その数値が、オーバートレーニングであったり、仕事のストレスや、疲れ、病気など、心身に負担がかかっているときには、高い数値が出ます。
朝起きたときの心拍数が平常時(常に計っておく必要がある)より、10以上あがっていることがあれば、その日は無理をしないほうがいいと考えて良いよ!
食事の前後で心拍数が大きく変化する時も要注意
食事の後、心拍数が上がるのは、消化のために血液が回ってるってことで、普通のことなのですが、いつも以上に鼓動が早くなってる気がするなんて経験はありませんか?
そういう時は、アレルギー反応がでるまでいかなくても、体質に合わないものを食べたことで、心拍数が上がっている可能性があるのです。
体調にも左右されるので、1度きりで断定できませんが、もしいつも食べると心拍数が大きく変化するような食品があるなら、その食品は食べない方がよいと思います。
ボクが使っているGARMIN(ガーミン)のGPS時計
写真出典:Amazon
GARMINのfenix5 Sapphireを愛用しています。
ランニングなど運動をしながら数値を確認する必要があることからディスプレイは、ちょっと大きめ。
しかしなれるとなんともないもので、以前はライフログバンドと併用していましたが、バッテリーも持ちもよく、24時間充電時以外はずっと着用しライフログ用としても使っています。
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【まとめ】トレーニング時以外にも充電時以外寝る時も装着しておくといい
GARMIN(ガーミン)のGPSウォッチは、主にトレーニング時のパフォーマンスを数値化するためのアイテムですが、スマートフォンと同期することで、トレーニング時以外のさまざまな事柄を計測し、見える化してくれます。
そのなかでも、カラダの状態をリアルに表してくれる心拍数を計測しておき、運動時の心肺機能の向上だけでなく、体調管理も可能になります。
せっかくのある機能を活かすためにも、24時間着けておくことをオススメします。
では、また。最後まで読んでくれてテリマカシ。
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